変形性股関節
- 歩き初めが痛い
- 足の爪が切りにくくなった
- 長時間立っていたり、歩くのが辛い
- 台所作業が辛い
- お尻から膝にかけて痛みがでる
変形性股関節とは?
変形性股関節とは・・・
①老化現象
②生まれつきの骨の異常
上記の2つが原因で股関節が変形を起こし、股関節又は膝関節にかけて痛みや動きにくさが出てくるものをいいます。
たどころ整骨院では大きく分けてこの2種類の股関節の痛みについて説明していきます。
①老化現象によるもの
長年の股関節の使用によって、関節(骨と骨)が擦れ合う事により軟骨が摩耗し変形が起こってきますが、これはほとんどの方が起きてきます。
しかし、全員が均等に摩耗していくわけではなく摩耗が少ない人、多い人と分かれていきます。
この股関節の摩耗具合の差は次のような要因があると考えています。
- 体重
股関節は体重の増加によって負担の度合いが変わり、体重が増加すればするほど股関節にかかる負担は増え軟骨の摩耗、変形は加速します。 - 過度な運動
股関節の負担は、歩行時に体重の約3倍、階段昇降時は約6倍とかかってきます。特に階段は降りる時の方が負担が大きく、約9倍かかるという報告もあります。登山も下りの方が足にかかる負担は大きいと感じる方も多いはずです。 - 姿勢(バランス)
体のバランスが悪くなっていると、股関節に均等に負荷が掛からず片側ばかり使うので片側が早く摩耗、変形してきます。たどころ整骨院で変形性股関節で見ている方は片側の股関節が痛いと訴える方が多いです。
上記の要因が股関節の変形に大きく関係し、特に「姿勢・体のバランス」が最重要と考えています。
日常生活上、少なからず「摩耗・変形」は起きてくるので、最小限に抑えるために上記のものは覚えておいてくださいね!
②発育性股関節形成不全によるもの
発育性股関節形成不全、先天性股関節脱臼など生まれつきの股関節の異常がある場合、変形性股関節に進行することが多いとされています。
これらのものは、生まれつき股関節の変形があるために通常の骨格よりも負担が大きいとされています。
基本的には股関節専門の医療機関の適応になります。
ただし形成不全の股関節は動かせる範囲が極端に少ない場合があり、一般の方に比べて股関節周りの筋肉が固くなる傾向があります。
ですので、定期的に股関節周りの柔軟性を保つために「マッサージ・ストレッチ」は重要になります。
股関節の何が磨り減る?変形?
股関節だけではなく、全ての関節に「軟骨」というものが存在します。
始めに磨り減るのがこの「軟骨」というものになり、レントゲン等で関節の隙間が無くなてきていると言われた方はほとんどの場合はこの「軟骨」が磨り減っています。
この段階では、違和感や軽い痛み程度です。
軟骨のすり減りが多くなってくると次第に変形がおこり、負担の掛かる骨の部分が硬化していきます。
硬化するとレントゲンでは白く映り、痛みは強くなってきます。
ですので、「軟骨」が擦り切れる前に股関節に掛かる負担を減らし、軟骨の磨り減りを最小限にすることが重要になると考えています。
たどころ整骨院での野の変形性股関節の施術法
たどころ整骨院では磨り減った軟骨自体にアプローチではなく、股関節に負担をかけている体のバランスを探して調整していきます。
- 体の左右のバランスが整う
- 股関節への負担が軽減
- 股関節が大きく動かせる
- 股関節の痛みが軽減
上記1~4の順番で股関節痛が軽減していくと考えています。
ですので、痛いところではなく、痛いところに負担をかけている箇所を調整する施術になります。
調整箇所は一人ひとり異なるので、一度ご来店いただきお体を見させていただきたいと思います。
※本記事は厚生労働省認可の国家資格者:柔道整復師 田所祐介が監修しています。